コロナ禍において、考え直したコーチングについて
この2年ほどコロナウィルスの影響で、各種大会の中止、延期があいついでいます
それらについて賛否もありますが、
活動が自粛、禁止される中で、現場で指導できないことが多く難しさを感じました
当たり前であったことがなくなり、チームとの関係性も変化してしまった方もおられると思います
実際に私も話が伝わりにくくなった、ということが起こっています
なぜだろうと考えをめぐらしてみました
自分の話を聞いてくれる理由 信頼残高
結論から言いますと
信頼残高です
信頼残高は、どういう行動や声掛けをしたかで貯まっていきます
信頼される行動をとれば、残高は高まり
信頼を裏切る行動をすれば、残高は低くなります
例えば、チームが大きな負けを経験した時に
チームに向かって「お前たちのせいで負けたんだ」といえば、残高は大きく減ります
反対に「全員が頑張ってプレーできたことに誇りを持とう、負けたのはコーチである自分の力のなさだ」といえば残高は増えることになります
ただし、この言葉と裏腹な態度をとったり、普段から不一致な行動をしていれば、
残高は減ることになります
嘘は信頼を裏切る行為ですので、思っていないことを言うことはマイナスに働きます
コーチも人間なので間違うこともありますが、残高が十分にあれば
残高を減らすことにはなっても、致命傷になることはありません
私が話が伝わりにくくなったと感じているのは、
一緒に過ごす時間の減少による残高不足なのではないかと思っています
信頼残高は重要?
職場やスポーツ現場でコーチをするモチベーションはひとそれぞれです
私のモチベーションは、人の成長を感じること
複雑な場面(関係)の中で、自分の直観に従って様々なアプローチをすることにあります
しびれるような勝利や、采配の面白さもありますが一番ではありません
人によっては信頼残高なんて必要ない、という方もおられるかもしれませんが
コーチングや指導に関する価値観が違えば、とらえ方も変わってくると思います。
また、勝利することで信頼残高がたまるということが多く
信頼残高でコーチングを行い、勝利にたどり着く
逆に、信頼残高がマイナスになっても勝つことで返済していく
というような順番の違いなのかもしれません
どちらが正解ということもないですし、チームの状況によっても変わる部分かもしれません
私は 信頼残高でコーチングを行い、勝利にたどり着くという方法が気に入っています
なので、この状況が特につらいと感じています
少なくとも私にとってコーチングを行う上での生命線は、信頼残高です
良い点に目を向け、前向きに試合に臨めるよう、励ましていきます
まとめ
- 信頼残高という言葉におかえて、増減をわかりやすくしました
- 信頼される行動、声掛けを心掛けて、信頼関係を築いていきましょう
- うまくいかない時には信頼残高が少ないせいかもしれません。少しづつ行動して改善していきましょう
信頼している人からのアドバイスは、スッと入ってきた経験があります
誰が言うのか、どういう行動をしてきた人が言うのか、
人は感じながら聞くのかもしれません
以上です
課題にぶつかる日々ですが、前向きに現場に迎えるよう
みなさんと一緒に頑張っていきたいと思います
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