さあ、いい練習をしよう!だらだら練習から抜け出した具体例

コーチング

こんにちは、すずめです

ここ最近、練習がだらけた雰囲気になってしまう

練習には来るけれど、だらだら参加してうまく練習できない

ことに悩んでいました…

なんかおかしいなとなってから4日で解決できましたので

同じ悩みを持っておられる方の参考になれば、幸いです

高校生くらいの年代になると、目的意識をもって練習することで

集中力が持続できますが、中学生年代は難しい部分もあります…

1日目 気付き

何かおかしいことに気付きました

いつも通りの練習に見えるのですが、練習の切り替えやプレーに精細さがないように感じました

自分の思い込みかもしれないので、いつも通りに練習をしていました

練習内容がわかっていなかったり、難易度が適切でないとうまく集中できないこともあるので

集合して追加で説明をしたり、難易度を変化させてみたりしましたが変化がありません

頑張れない…なんでだ…

1日目 考えたこと➀頑張るのは必要?

まず、「頑張ることを強要するのはいががなものか」という疑問です

頑張ってほしいのは、コーチのエゴであって必要ではないのかもしれない」という仮説を立てました

社会の風潮としても、頑張らなくてもいいのでは?」と考えたわけです

頑張らなくてもいい ⇒ 頑張らないプレーヤーが増える ⇒ 上手くなっていかない ⇒ チームの目標が達成されにくい

こうなってしまうのであれば本末転倒です

少なくとも目標に向かってるかという確認は必要だと思います

今のままで、目標を達成できないのであれば、改善に向けて努力することは必要です

また、頑張らないプレーヤーが増えていくのも考えものです

チームで活動する中で、良くも悪くも自分の行動が人に影響を与えます

好き放題するプレーヤーには「あなたの影響力は大きいので、その行動の影響まで考えてください」

と話をします

チームにいい影響を与えられるように、プレーするということからも

チームに頑張る姿勢を示せることは有益です

目指すサイクルは

頑張るプレーヤーがいる ⇒ 頑張れるチームになる ⇒ うまくなる ⇒ 目標の達成

うまくいかない時にも、努力を続けることができれば、成果は出やすくなります

現状のうちのチームでは、頑張れることは必要です

1日目 考えたこと②原因はどこだ?

プレーヤーの頑張れない原因はどこにあるのか」が次の疑問でした

チームメイトに不満があるのか、練習内容に不満があるのか、自分のプレーに不満があるのか

いろいろ考えてみましたが、見ているとこちらがもやもやします

いや、イライラかもしれません

コーチを始めたときには、そのまま怒ったり、話をしたりしていました

今は、チームの中で誰か声をかけないかなと見たりする余裕があります

すぐに反応しない理由は

「原因が今ここにないかもしれない」からです

彼氏彼女とうまくいっていないのかもしれないし、

家族との喧嘩かもしれないし、飼っているペットが調子が悪いのかもしれません

憶測で行動を起こしてしまっては、適切な行動をとれなくなります

2日目 決断

昨日だけ、いい雰囲気で練習できていないのであれば

今日はいい練習ができるだろうと、期待して練習に向かいました

また、練習内容を工夫してみましたが改善されませんでした

最もうまくいっていないプレーヤーの練習を中断させ、話を聞きました

練習をしに来ているのに、練習をさせないというのはよい方法ではありません

このまま、続けても練習にならないので練習を取り上げました

話をきいてみると

「うまくいかないことがあると、物事を投げてしまう」

「何かに不満があるわけではない」

とのこと、乗り越えていってほしい課題です

自分のことを話してくれない性格なので、自分の口で自分のことを話せたので一歩前進です!

しかし、一筋縄ではいきません

しばらくすると、まただらけてしまいました

他のプレーヤーにもチームに働きかけるように水を向けてみましたが、

チームメイトも気遣ってか何もアプローチしません

そこで、チーム全体の練習を切り上げました

理由➀ 目標に向かう練習になっていない

理由② よくない練習だと自覚しているプレーヤーが、改善しようとしていない(容認している)

スポーツがしたくて集まっているので、厳しい決断ですが理由を説明し、練習を切り上げました

2日目 コミュニケーション

解散後、すぐにキャプテンと副キャプテンとコミュニケーションをとりました

元気のない様子でしたが、感じたことなどを話してもらいました

どうしていいかわからない部分もあったようです

「失敗してもいいから、何かアプローチしないと変わらない」

「今回のことも失敗だとしたら、失敗から学べばいい」

「暗い顔をすることが必要なわけではないから、今からできることをやるように」 

伝えました

3日目 まさかの…

表情が暗いまま練習がスタートしました

やはり、違う方法がとれるのなら練習の中止はしないほうがいいですね

キャプテンや副キャプテンを中心に、いい練習をしようとしていました

あれ?

最もうまくいっていなかったプレーヤーがいない…

話を聞くとトイレかと思いましたが、違うようですぐに捜索しましたが帰ってしまったよう…

意図はわかりません

無事は確認できて一安心ですが、練習は見れませんでした

4日目 コミュニケーション

次の日に練習へ行くと、最もうまくいっていなかったプレーヤーが待っていました

アシスタントコーチに、「昨日のことを解決してから参加した方がいいのでは?」と言われたようです

ナイスアシスト!

事情を聴くと

「昨日の練習前に自分で頑張ろうと思っていたところに、『今日は頑張れよ』とチームメイトに言われて、『わかってるわ!』と思ってイラっとして帰ってしまいました」

宿題を今からやろうとしていたのに、母から「宿題やったの?」と言われてイラっとするあの感覚でしょうか…

自分にもイラっとした経験があるなと思い返しながら、聞いていました

「信念があっての行動なら、支持するけれどどうですか?」と聞くと

「いや、そういうわけではなかったです」とのこと

昨日の行動が周りに与えた影響などを話し、今日から練習できるか聞いたところ

「できます」とのこと

元気に練習へ戻っていきました

チーム全体も、自分たちで練習しようという意図がみえ、

キャプテン、副キャプテンも率先して練習する様子が見れました

まとめ

今日は実際にあったことを記事にしてみました

直接のコミュニケーションはやはり大切です

コミュニケーションを全くとっていない状態だと、悪い方向に考えてしまいがちです

最短ではなかったかもしれませんが、よい方向にコーチングできたのではないかと思います

最終的には自分達で目標に迎えているかチェックしたり、

練習にエネルギーをそそげるようになったり、できるようにコーチングする予定です

以上です

何か参考にしていただけると嬉しいです

もっといい方法や自分ならこうするということがあれば、教えていただけるとありがたいです

                            すずめ

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