こんにちは、すずめです。
「なんだか雰囲気が悪い…」
「練習や仕事はしているけど、どこか空気が重たい…」
そんな状況に、心当たりはありませんか?
一生懸命やっているのに、なぜかチームに活気がない。練習が始まっても集中していないように見える…。
チームを預かる立場の人なら、誰もが一度は経験する場面です。
私自身、つい最近も同じような状況に悩みました。
「どうすればいい雰囲気に変えていけるのか?」
「どこを見て、どう動けばいいのか?」
悩みながら見つけた小さなヒントを、この記事で紹介します。
1. よく観察する:「人」と「人と人の間」
雰囲気が悪いと感じても、全員が悪いとは限りません。
実はその中に、前向きに取り組んでいたり、仲間と協力しようとしている人がいることがあります。
私も以前は、「全体が悪い=みんなが悪い」と決めつけてしまっていました。
でも、よく観察して気づきました。「全体の雰囲気は悪くても、全員がそうじゃない」と。
観察のポイントは2つです:
①「人」:頑張っている人、空気を変えようとしている人を見つける。
②「人と人の間」:誰が影響を与えていて、どんな連鎖反応が起きているかを見る。
たとえば、「不機嫌な雰囲気」や「他人に関心を持たない空気」は、1人の態度が周囲に伝染していることがあります。
逆に、前向きな姿勢がじわじわ広がっていることもあります。
2. アプローチする相手を決める
次に、「誰に声をかけるか」を考えます。
基本は “1人” に絞ってアプローチ すること。
影響力のある1人が変われば、チーム全体に変化が波及することもあります。
反対に、全体に一度にアプローチしようとすると、伝えるのが難しくなりがちです。
メッセージが届かないと、リーダーもメンバーも疲弊してしまいます。
ただし、状況によっては全体への声かけが必要になる場面もあります。
特に、前向きなメンバーが不安を抱きはじめていたり、孤立しているような時は、
「ちゃんと見ているよ」「応援しているよ」というサインを全体に送るのも有効です。
3. 何を言うかを決める(そして、言わないという選択も)
ここで重要なのは、「本当に今、声をかけるべきか?」を一度立ち止まって考えること。
わかっているのに言われるのは相手のプライドを傷つけます。
雰囲気が自然に改善しそうなら、アプローチしないという選択もあります。
それは「放置」ではなく、「見守る」という戦略的判断です。
もしアプローチするなら、以下のようなポイントを意識すると伝わりやすくなります:
・ 自分の目に映った事実を話す(主観よりも観察ベース)
・ 「あなたの影響力は大きいよ」と伝える
・ 「今やっていることの価値」に気づかせる
・ 言いたいことよりも「相手が受け取れる言葉」で伝える
4. 見守る:変化はすぐに出ないこともある
声をかけたら、それで終わりではありません。
変化がすぐに出ることもあれば、時間がかかることもあります。
再び状況をよく観察して、必要ならもう一度アプローチする。
あるいは、変化の兆しが見えたら、あえて手を出さずに見守る。
これも大切なリーダーシップの一つです。
まとめ:雰囲気を変えるためにできる4ステップ
・ 「人」と「人と人の間」をよく観察する
・ アプローチする相手を絞る(基本は1人から)
・ 言うべきこと・言わない選択を判断する
・ アプローチ後は見守る
チームや組織には、時にうまくいかない時期が必ずあります。
でも、そんな時に「チームのことを考えてくれる人がいる」という事実は、
メンバーにとって何よりも心強いことです。
コーチやリーダーも初めからできるわけではありません。
コーチやリーダーの一歩が、チームの雰囲気を少しずつ変えていくかもしれません。
すずめ
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