目標に意味を持たせるには?行動がすべてを変える理由

コーチのあり方

こんにちは、すずめです。

情報を手に入れるのは、とても簡単になりました。
「目標設定のコツ」「やる気を引き出す方法」「成功する人の習慣」――
調べれば、答えはいくらでも出てきます。

でも実際に、行動に移し、続けることができる人はほんの一握り。
目標を立てただけで終わってしまった経験、ありませんか?

  • 毎年立てる新年の目標
  • チームで掲げたスローガン
  • 会社で共有された今期の目標

…どれも、気づけば何も変わらないまま終わっていた。

「目標って、意味あるの?」
「そもそも、目標って何のためにあるの?」
そんな疑問を持ったあなたへ。
今回は、目標の本当の役割と、行動への落とし込み方についてまとめました。


結論:目標は「行動を変えるため」に立てるもの

目標は、「達成すべき数字」や「掲げるスローガン」ではなく、“向かう方向”を示すものです。
チームでも、個人でも、みんなが違う方向を見ていては前に進めません。
目標には、方向を揃える役割があります。

ただし、目標だけあっても、何も変わりません。
目標を行動に変えなければ、何も始まらないのです。


目標を決めたら、次に「行動」を決める

目標を達成するには、そこに向かうための行動が必要です。

たとえばバスケで「もっと得点したい」なら、行動として「1日100本のジャンプシュート練習を毎日やる」と決める。
大事なのは、試合の勝敗ではなく、“自分で決めて、続けられる行動”です。

このように、目標を見たら、「じゃあ、毎日なにをやるか?」を決めてください。
そして、その行動を続けることが何より大切です。
行動は、シンプルでいいんです。やると決めたら、やる。それだけです。


行動は「自分でコントロールできること」に限定する

行動を選ぶとき、ひとつだけ気をつけてください。
それは、「自分でコントロールできること」だけを行動にすること。

たとえば、

  • ✖「毎日1件、成約を取る」
    → 相手が決めることなので、自分ではコントロールできません。
  • ◯「毎日、5件営業電話をかける」
    → 自分で決めて、実行できる行動なので継続しやすいです。

スポーツでも同じです。

  • ✖「勝つ」ことは、自分たちだけで決められません。
  • ◯「失点したら全員で守備に戻る」は、自分たちで実行できます。

初心者でもプロでも、勝ち負けは相手の力にも左右されます。
だからこそ、「自分がやれる行動」にフォーカスすることが大切です。


目標を見ても、行動は変わらない

目標を紙に書いて、部室や机に貼ること。
チームや会社ではよくある光景です。

でも、見るだけでは何も変わりません。
行動を決めて、実際にやって、続ける。
これが、目標を“意味あるもの”に変える方法です。


「目標」と「目的」は似て非なるもの

似た言葉に、「目的」があります。

  • 目標:どこに向かうか(方向)
  • 目的:なぜそれをするのか(意味付け・理由)

「勝ちたい」という目標の奥には、
「みんなで成長する」「仲間と最後まで戦い切る」という目的があるかもしれません。
目的があると、行動にも力が宿ります。


目標に“まどわされない”ように

目標は、ときに人を惑わせます。
目の前の「勝ちたい」という気持ちに飲まれ、
それまでうまくいっていた良い行動を途中でやめてしまい、シーズンが台無してしまった経験があります。

目標は強く、魅力的です。
でも、それに振り回されると、本来の力を発揮できなくなる。

大切なのは、目標にまどわされず、“行動を続けること”です。


まとめ

  • 目標は「行動を変えるため」に立てるもの
  • 達成のカギは「自分でコントロールできる行動」にある
  • 目標よりも、行動を大切に
  • 目標にまどわされず、やるべきことを続ける

目標がなくても、行動があれば進んでいけます。
実際、行動できる人は、100人いても5人くらいかもしれません。
だからこそ――行動には価値があると、私は思います。


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目標を立てても、途中でやめてしまう。
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「目標が意味を持つのは、それに向かって行動し続けたときだけ。」

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
あなたの行動の一歩を、心から応援しています。

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