忙しすぎて仕組みづくりができないあなたへ|明日のための「斧をとぐ時間」のすすめ

コーチのあり方

毎日、やることに追われていませんか?

  • 練習の準備、試合の段取り、書類や報告…
  • 気づけば「今日もあれができなかった」と終わる一日
  • 頭では「効率化しなきゃ」と思っているけど、そんな余裕なんてない…

そんな日々を送っている方に、今日はあるお話を紹介したいと思います。


二人の木こりの物語

ある森に、二人の木こりがいました。

木こりAは、朝早くから晩まで休まず木を切り続けました。
誰よりも一生懸命働いているという自負がありました。

一方の木こりBは、途中で何度も休憩を取りながら作業をしていました。
にもかかわらず、夕方になるとBの方が多くの木を切っていたのです。

不思議に思ったAが尋ねると、Bはこう答えました。

「僕は途中で斧をといでいるんだ。
よく切れる斧なら、少ない力でたくさんの木が切れるからね。」


忙しい人のための時間術|手を止める余裕なんてない…そんなときこそ

この話が伝えてくれるのは、
がんばり続けることが、必ずしも成果につながるとは限らないということです。

とはいえ、わかっていても「斧をとぐ時間」なんて現実にはとれないよ…と思ってしまいますよね。
私自身もそうでした。毎日が予定で埋まり、効率的な仕事術や時間術を考える暇もない、そんな時期がありました。

でもあるとき、ふと気づいたんです。

「今5分使って工夫すれば、次からの10分がなくなるかもしれない」

  • この作業、もう少し簡単にできないかな?
  • よくやることだけでも、テンプレ化できないかな?
  • 1回の見直しで、何回分か楽になるんじゃないかな?

そんなふうに考えるようになってから、
少しずつ、気持ちに余裕が生まれていきました。

現場の仕事を効率よく減らす具体的な工夫は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
👉 忙しすぎて選手が見れない…育成年代コーチが“現場外の仕事”を減らすためにできること


気づきにくい“ゆるやかな疲れ”に注意

斧の切れ味が落ちるように、
私たちの集中力や体力も、ゆっくりとすり減っていきます。

  • 最初は気にならなかったミスが増える
  • 前よりも準備に時間がかかる
  • イライラしやすくなった気がする

こうした変化は、急にはやってきません。
だからこそ、立ち止まって振り返る習慣が必要です。


明日の自分のために「整える時間」を持つ🌱

ほんの少しでも、「これでいいのかな?」と見直す時間を持てると、
次の自分が楽になります。

  • 作業のたびに迷っていたことが自動化される
  • 他の人にも頼みやすくなる
  • なにより、自分の負担が減る

がんばり続けるためには、“がんばらない工夫”が必要なんです。


まとめ

  • 「手を止めること」=サボりじゃなく、“未来への準備”
  • 忙しい人ほど、「整える時間」をとる価値がある
  • まずはよくやること1つだけでも、見直してみよう

がんばり屋さんであればあるほど、自分のことは後回しになりがちです。
でも、あなたの力がちゃんと発揮されるように、斧をとぐ時間をもってみてください。


📖関連書籍の紹介

今回の内容に共感された方に、もう一歩深く考えるヒントとなる本をご紹介します。

『エフォートレス思考』グレッグ・マキューン著

「がんばらなきゃ」と力を入れすぎて、疲れていませんか?

この本では、無理なく成果を出すための“がんばり方”が学べます。
斧をとぐように、自分を整えて進む方法が詰まった一冊です。

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