こんにちは、すずめです
今日は、少し前に読んでいた
ダブル・ゴール・コーチ ー勝利と豊かな人生を手に入れるための指導法ー
のEタンクというツールを使ってみた感想や結果の記事です
初めてEタンクという言葉を読んで、面白そうだなと思っていた矢先に
試せそうな機会がありましたので、試してみました
「Eタンクって何?」
「どんな効果があるの?」
といった考え方も触れながら、見ていきます
そもそもEタンクって?
Eタンクはエモーショナル・タンクの略です
本書にも書いてあります
『車の燃料タンクが空っぽだと、その車でどこかにたどり着けるとは期待しないだろう。
同じように、子供は(大人も!)目標にたどり着くために満たされなければならないタンクを持っている。
それは「エモーショナル・タンク(Eタンク)」と呼ばれるものだ。』
つまり、 エモーショナル・タンクが満たされていないと走れないということです
『Eタンクは直面する課題を解決するとき、その人が能力を発揮できるよう助力する、
ものを考える際の心理的構成概念である』
こちらは簡単に言うと、
心理学の言葉で、問題に対して人が力を発揮する助けになるものが、Eタンクです
Eタンクを満たす方法は、誉める、感謝する、よい行動に気付く、話を聞く、笑顔など
さまざまなものが挙げられます
Eタンクの栓の抜き方は、命令する、罵倒する、大勢の前で叱るなど
こちらはイメージしやすいのではないでしょうか
目指すチーム像
すずめがコーチしているチームは、先日新しいチームがスタートしました
始めのミーティングは選手とマネージャーだけで行い、目標などを決めます
目指すチーム像にこんなものがありました↓
Eタンクと重なる部分が多いので、やってみました
1回目の練習
目指すチーム像に書いているものの、練習自体に何も変化は起こりません
変化が起こらないと、結果も変わらないのでここはコーチの出番です
「新しい目指すチーム像に沿った練習ができていますか?
なりたいというだけでなく、行動していこう」
「ここに誉めると書いてあるので、誉めてみよう」
「誉めるのは得意じゃないけど、すずめもやっていきます」
と呼びかけ、
一回目の練習ということもあり、ミニゲームをしたりしながら
雰囲気重視の練習をしました
盛り上がり、楽しそうに練習をしていました
ハードにもできていたし、コミュニケーションや声掛け、拍手もあり
エネルギーのあふれた練習でした
楽しいとこんなにもハードにできるのかと驚きました
2回目の練習
トレーニングの日やオフを挟んで、2回目の練習となりました
今日も誉めようと、みんな意識はしているのですが
「ナイス〇〇」や「ファイトー」など、雑な感じでした
すずめは「どうって誉めたらいいのかわからないのかな?」
「とりあえずいいところを見つけて言うのも、トレーニングが必要だな」
と考えました
すぐに集合し
誉め方を伝えました(書いて提示しました)
- 名前を呼んで、誉める
- 具体的なプレーを、誉める
- 結果ではなくプロセスを、誉める
悩みながらも工夫してアプローチしていました
次の練習メニューに移ったときに
すずめは「この練習の誉めポイントはどこ?」と聞いてみました
技術的なことが出てきたり、練習のポイントが出てきたりしました
チームメイト同士で、誉めポイントを探しながらすぐに誉めて、練習のポイントを強化していました
…すごい
結果
慣れないことなので、工夫はまだたくさんできると思いますが
練習のエネルギーがやる前と後では全然違いました
チームで集まるのが楽しそうだったので、Eタンクに着目してやってみてよかったです
次の日のトレーニングにも、よい影響が残っていました
やる気が感じられなかったり、やらされている感だったりが強かったのですが、
1回目から一掃されて、エネルギーがある状態になりました
もう少しやってみると、うまくいかないことや、どうやったらうまくいくのかもわかってくると思います
現在の疑問は
新しい練習の時にどのようにEタンクを満たす工夫をするか
言葉が少ないプレーヤーはEタンクを満たす側には回れないのか
です
この辺りが、次回以降の課題になりそうです
ちなみに、職場でも少しやってみましたが、エネルギー量はやはり上がります
同僚なので冗談っぽく言えるので、こちらの方がハードルは低く感じました
以上です
何か参考になれば嬉しいです
本自体も面白いので興味がある方は読んでみてください
ご意見、ご感想、リクエスト等あればコメントお願いします
すずめ
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