負けにもメリットがある?負けた時の対処法

コーチング

こんにちは、すずめです

昨年から勝ち続けていた地区大会で一回戦負けをしてしまいました…

やっぱり勝つのは難しい…

負けを経験して思うことは、やっぱり負けることにも意味があると感じます

やっぱり自分もへこみます

今日は勝ち負けもメリットとデメリットについて書いた後に

コーチとして「勝ち負けにどう向き合ったらいいんだろう?」

「チームが負けてしまった…どう声を掛けたらいいんだろう?」

こんな疑問のヒントになる記事です

結論

勝ちにも負けにもメリットとデメリットがあります

コーチの役割は、勝ち負けのどこに注目するのかをチームに提示することができます

つまり、勝った場合も負けた場合もプレーヤーに

注目すべきポイントを伝え、目的に向かう道のりを示し、次につながるコーチングをします

まずはデメリットを整理していきます

勝つデメリット

勝つデメリットはあまり、注目されませんが

「勝って兜の緒を締めよ」という言葉があるように、気を付けることがあります

  • うまくいかなかった点や改善点に目が向けにくくなる
  • 油断してしまう
  • ネガティブなシュミレーションを行えなくなり、リスクのコントロールができない
  • 現状維持を望むようになる
  • 相手チームの標的になる

                     などなど

勝つデメリットはたくさんあります

勝つことによって、すべてが肯定されたように感じてしまう

「うまくいったのでオーケー」「次も結果は同じように勝てる」

「結果がよかったのだから、今までのままでいい」

という思考におちいりやすくなります

しかし、相手チームは負けから次に勝つための方法を考えたり

一か八かでも勝つ方法を考えたりします

相手よりもいい準備をし続けることが出れば、結果はまた良いものが出ます

すずめは勝ち続けることの難しさが、このデメリットに隠されているように感じています

負けるデメリット

負けるデメリットはイメージしやすいのではないでしょうか

  • モチベーションが下がる
  • うまくいかなった結果に目がいって、うまくいったプロセスをみれなくなる
  • 自分以外の人や、何かのせいにしてしまう
  • 自己肯定感が下がる

           などなど

負けた時のあの沈んだ空気感はやはり味わいたくないものです

気分が落ち込むと、次のことが考えられなくなってしまいます

負けると、「すべてがダメだった」と感じます

「やってて意味があったのかな」という疑いの気持ちや

自分に矢印が向かずに、負けた原因を他に求めてしまいます

勝つメリット

勝つメリットは、たくさんあります

  • 意欲・モチベーションが上がる
  • 自己肯定感が上がる
  • 自信がつく
  • 楽しい
  • 達成感を得られる
  • チームの結束力が上がりやすい

      などなど

勝つこと(成果を出すこと)を目標にしているチームは多いので

目標に近づいている感覚をもちやすくなります

勝つメリットはここで強調しなくてもイメージを持つことができると思います

経験的にも、勝つ中で修正していけるのであれば

ポジティブな気持ちを持ちながら、次への準備ができるので

一番良い状態を保てます

負けるメリット

受験に落ちるのと同じように、負ける話は縁起が悪いと感じるからでしょうか

負けるメリットは、あまり語られません

負けることを肯定しているように聞こえるので、プレーヤーも負ける話を嫌がります

負けるメリット

  • 自分たちのことをもう一度客観的に見ることができる
  • 目標に合わせた行動をとれているのか見直すことができる
  • 悔しかったり負けたくないといった感情にアクセスできるようになる
  • 負けや失敗に対する姿勢を伝えることができる
  • 課題を共有して、スタートを切りやすくなる
  • 勝ちへのプレッシャーから解放される

                         などなど

感情面ではデメリットが大きく出ますが、

感情面以外では、改善点を探したり成長を促せたりする面では

かなりメリットがあるのではないでしょうか

また勝ち続けるプレッシャーは、勝ち続けたまま終わるか、負けることでしか解放されません

過度なプレッシャーであるのなら、負けることのメリットになります

コーチの役割

すずめはプレーヤーとしても、コーチとしてもたくさんの負けを経験しました

負けることに意味を見出すのは、「逃げだ」と言われたり、感じた時期もあります

今は、「負けは、次の勝ちへのスタート」だと思っています

もちろんわざと負けることはしません

負けたらまず、プレーヤーの感情に寄り添います

プレーヤーの感じているものを、否定する

コーチに対する不信感やプレーヤーに「自分はダメなことを感じてしまっている、ダメな奴だ」と思わせてしまいます

どう感じているかなどを素直に話させて、感情が外に出るようにするのもいい結果が出ました。

感情に寄り添ったら、プラスの面に目を向けるように話を少しします

次に向けて頑張ろうと選手が思えるように、結果ではなくプロセスに目を向けて

よかった点を必ず入れるようにしています

試合によっては、いい点を探すのに苦労するときもありますが、

コーチも一緒に結果だけしか見えていない状況を変えるためにも、必ず探し出します

負けた直後で客観的な視点が持てない場合には、

後日に改めて、課題や行動の見直しを共有します

負けからも学ぶし、勝ちからも学ぶ姿勢が大切であることを伝えます

また、勝ち負けに対する公正な態度について話すことも効果的です

次につながるコーチングを心掛けてください

以上です

どんな場面でも、プラスの面に目を向けられるヒントになれば嬉しいです

負けた時に心掛けていることや、いい方法があれば教えてください

ご意見、ご感想もお待ちしています

                           すずめ

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