こんにちは、すずめです。
今回は、
- 「新しくコーチになったけど、どこから見ればいいのかわからない」
- 「長年やってきたけれど、最近チームの調子が悪い」
そんなあなたに向けた内容です。
うまくいっていないと感じたとき、
「やり方」より先に見直してほしいのが、“チームを見る視点”です。
✅ 結論:この3つをチェック!
- チームはどこを目指している?(方向性)
- やるべきことは明確?(行動)
- 人を大切にできている?(関係性)
この3つを確認することで、チームの「迷い」の原因が見えてきます。
まず“外からの目”でチームを見よう
コーチとして日々チームに関わっていると、どうしても「主観」に引っ張られがちです。
最初は客観的に見えていたことも、関わる時間が長くなるほど判断が難しくなります。
だからこそ、一度“引いて見る”視点を持つことが大切です。
- 今のチームを、初めて見る人のような目で見てみる
- 自分の理想ではなく、現実を率直に見る
それが、正確なチェックを機能させるスタート地点になります。
① チームはどこを目指している?
チームは「同じゴール」に向かって進んでいますか?
目標や方向性が曖昧だと、メンバーはバラバラに動いてしまいます。
まるで、あちこちの方向に馬が走り出してしまう馬車のように。
- チーム全体の目標は明確ですか?
- メンバーは、その目標を理解し、納得していますか?
チームの成長に合わせて、目標や目的は変化します。
コーチが繰り返し言葉にし、共有し直すことが重要です。
② やること(行動)は明確?
目標が定まったら、次に必要なのは「どう動くか」。
- チームとして、今どこを強化するのか?
- 勝つため・成長するためのポイントはどこか?
- 誰が、どんな役割を担っているのか?
方向性が定まっていても、役割があいまいでは行動に結びつきません。
特に注意したいのは、「形だけの分担」になっていないか。
チームの成熟度や状況によっては、役割の見直しも有効です。
③ 人を大事にできている?
成果を追いかけることは悪いことではありません。
でも、“結果だけ”を重視すると、人が疲弊します。
数字や勝利だけを見ていると、
チームはまるで「成果を出すための装置」になってしまうことがあります。
- メンバーが大切にされていると感じているか?
- 自分の努力が認められていると感じているか?
人は「大切にされている」と感じるとき、もっともよく動くことができます。
声をかける、話を聞く、小さな変化に気づく――
それらの積み重ねが、チームの土台をつくります。
まとめ|チームを整える3つの視点
「なんだか最近、うまくいかない」
「チームがまとまらない」
そう感じたら、一度“視点”を見直してみてください。
- どこに向かっているか?(方向性)
- 何をするのか?(行動)
- 誰とどう関わるのか?(関係性)
この3つが整理されるだけで、チームは大きく変わります。
コーチの目線が整えば、チームも整います。
あなたのチームづくりが、より良いものになることを願っています。
ご感想・ご意見があれば、ぜひコメントで教えてください🐦
📖関連書籍
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『学習する組織』ピーター・センゲ著
役割や行動があいまいになったとき、チームの“仕組み”そのものを見直す視点を与えてくれる一冊です。
本書で紹介されている「システム思考」は、複雑なチームの動きや関係性を読み解く大きなヒントになります。
「うまくいかない理由が見えない」と感じたときにこそ、読みたくなる本です。
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