プレーヤーの見方、コーチの見方(目線)

コーチング
  • プレーヤー ⇒ 部下
  • コーチ   ⇒ 上司    のように読み替えてお読みください

こんにちはツリーブログの、すずめです。

今日は、最近気づいたことについて、書いていきたいと思います。

今日書く内容は、「見方(みかた)」です。

自分の経験から指導をする

コーチは基本的には、自分の経験からと学んだことで指導をします。

初心者の指導者は、学んでいる量も質も低いので

プレーしていたり、自分がその仕事をしていたりした経験から指導をします。

すずめは、初心者コーチの時に大きな失敗をしています。

日本一になったことがあるので、その経験をもとに指導をしました。

これがダメでした!!!

比喩ですが…富士山の上から、はやく登ってきてください

と指導していました。

受けてきた指導しか知らないので、うまく行きようがありません。

変なプライドや、自負があったのかもしれません。

それでも指導を続けさせていただいて、5年ほど経った時に気付きました。

プレーヤーが思ったように成長していないのは、自分のせいだと…

強みはプレーヤーの見方を知っていること

そこから、自分の強みを整理しました。

まだ、コーチとしての実績はありませんでした。

自分の強みは何だろうと考えているうちに

プレーヤーとして一生懸命にプレーしていたので、プレーヤーの気持ちがわかる

プレーヤーの見方はわかる

と思いつき、「富士山から降りて、みんなと一緒に山を登ろう」

「山の登り方は知っているし、必要な準備を一緒に整えていこう」と決めました。

見えているものが違う

プレーヤーをよく観察するようになり、聞いてみました。

「今何が見えてた?」

答えは「…」無言でした。

「さっきのプレーここはどうなってた?」

「わかりません。」

すずめ「…」

すずめが無言になりました。

「こういう時はこうした方がいい」ということを

職場でも、スポーツ現場でもいうことがありましたが、「こういう時」という前提が見れていないことがわかりました。

また、初心者の見え方と熟練者の見方も大きく違います。

初心者は全体をなんとなく見ています。

全体が見えるというのはいいことのように聞こえるかもしれません。

全体の中でどこが重要か見極めることができないので、全体にしか目がいかないと言い換えることもできます。

全体を見ずに、重要でない部分に目を奪われていることもあります。

逆に熟練者は、全体をとばして細部に注目する見方ができます

その動きのポイントや注目するべきところがわかっているためです。

自分の見えている見方からは理解できなかったプレーの意味が分かってきました。

プレーヤーの見方がわかると、前提となる見方の部分を共有でき、どんどんアドバイスの仕方が変わります。

見方を教える

見方が一緒とは限らないので、「同じ場面をみれること」

そのうえで「同じ判断を共有していくこと」がチーム作りとも言えます。

最近は、「見方を教える」方法を考えています。

書き方や走り方、魚の釣り方、作文の書き方のように

答えを与えるのではなく方法のポイントを教えるようにしています

同じ場面を見て、意見を聞いてどういう風に見えているか確認してから、

注目すべきポイントについて聞いて、また同じ場面を見るようにします

全体から焦点を絞って見れるようにしていきます

注目すべき点や改善すべき点がわかったうえで、アドバイスをすることができ

コーチとプレーヤーが同じイメージを共有できるようになります

これがなかなか面白い!すずめは楽しんでいます

ぜひ試してみてください。

補足

見方を変える方法には他の方法もあります

誰かの見方になることです

自分目線ではなく他の誰かの視点で物事を考えることで気付きを得ることがたくさんあります

他の誰かの目線というのは、同じプレーヤー、同僚からの視点というのもあります

立場を変えて、コーチや上司、社長といった少し高い目線からの見方というのもおすすめです

また、見方のコツがわかってくると、わざと他の人と違う見方をしてみるというのも新鮮です。

「見方の予想」を良い形でくつがえしていける、そういうチームを作っていきたいですね。

今日はここまでです。

面白いなと思ったり、何か気づいたことがあれば教えてください。

コメントもぜひお待ちしています。

             すずめ

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