小さな絵と大きな絵 ーコーチに必須な物事の見方ー

考え方
  • プレーヤー ⇒ 部下 社員
  • コーチ ⇒ 上司 部長 社長 マネージャー
  • 試合 ⇒ 仕事            のように読み替えてお読みください

こんにちは、すずめです

いきなりですが、すずめはコーチになって困ることがたくさんありました

日々の練習を考え、選手の話を聞き、チームの方針を考え、課題を探し、、、

多くのタスクに追われる日々でした

今日は

「日々起こる問題に対して、何をどうしていけばいいのかわからない」

「頭の中が整理できない」

というコーチに向けて物事を整理する見方の記事です

ダブル・ゴール・コーチ ジム・トンプソン作 で紹介されていたエピソードを元に、すずめの考えを書いています

小さな絵と大きな絵という表現も、 ダブル・ゴール・コーチ から引用しています

とても勉強になる本ですので、皆さんにもオススメです

エピソード

私の大好きな漫画『ファミリーサーカス』の場面は、真夜中の主人公の自宅である。ベットのバーフィーは大声で吠えている。寝不足で不機嫌な父親は、ベッドから降りて、バーフィーを大声で𠮟る。バーフィーは落ち込み、肩を落とす。次のコマで作者はズームアウトし、読者は場面の全体像が見れるようになる。庭の隅には何も持たずに退散する泥棒の姿が見えるが、父親はそれに気づいていない……。

と ジム・トンプソン さんは書かれています

目の前の犬がうるさいという小さな絵しか父親は見えておらず

泥棒を追い払ったという大きな絵が見れない

さらに、目の前の犬がうるさいは試合の勝敗や、子供たちのプレーの良し悪し

それに対して反応している父親は、コーチや保護者ということになります

この本では大きな絵として、その後も続くプレーヤーの人生にフォーカスしてコーチングを行っていくことの必要性が書かれています。

すずめはこのエピソードから、これ以外にもコーチとしての見方を学べると思いました

結論

小さい絵だけでなく、大きい絵も見れるようになろう

小さい絵は意識しなくても、見れるようになることが多いので

大きい絵の見方を覚えていくことで、物事の整理がしやすくなり

プレーヤーに対して、接するときにスマートに接することができます

小さな絵と大きな絵を、もう少し詳しくみていきます

小さな絵(ズームイン)

すずめなりに、小さな絵の代表的な例を挙げてみました

  1. プレーヤーの目線
  2. 練習(試合)で課題を見つける
  3. 大事大事大事

1.プレーヤーの目線

 プレーヤーはベテランでない限り、目の前の小さな絵しか見れません

 何に向かって作業をしていくかを自覚的にしていくと、大きな絵も見れることもありますが、

 目の前の作業ややることに集中することが多いため、小さな絵だけを見ています

2.練習(試合)で課題を見つける

 その場面場面で改善策を見つけるのは、小さな絵しか見れていません

 吠えている犬しか見えていないエピソードの例と同じです

 一つ一つに反応していくと、小さな絵により集中していきます

3.大事大事大事

 すずめのよくやる失敗です

 「〇〇が大事」とすぐに言ってしまいます

 選手は 「〇〇が大事」 というのを聞きすぎて、どれが大事なのかわからなくなります

大きな絵(ズームアウト)

すずめなりに、大きな絵の代表的な例を挙げてみました

  1. 目次の目線
  2. 全体はどこに集まっているのか
  3. 結局これが大事

.目次の目線(全体の中の位置)

 コーチとして、練習してほしい見方は目次の目線です

 今発揮された技術が、技術書の目次のどの部分に当たるのか

 走れないという事実から、足りない部分が体力トレーニングの中の目次のどの部分なのか

 という見方です

 できるようになると、発展的課題を設定しやすかったり、逆に簡単な課題にすることもできます

.全体はどこに集まっているのか(全体の分布 集まり具合)

 一つ一つではなく、みんなが失敗しているところはどこだろう

 この状況の時にはよくできている

 これはできている時もあるけど、できていない時もある

 傾向を掴むためには、一定以上の量が必要です

 一回できなかっただけで、できていないことになってしまっては課題が多くなりすぎます

 失敗や成功の分布( 大きい絵 )把握して、練習すべきポイントを見極めます

.結局これが大事

 大事なことの優先度をつけるには

 2つ以上の項目の比較が必要です

 すずめと同じように「大事大事」病にかかってしまっている人は

 あらかじめ整理して「結局これが一番大事」というものを選手に繰り返し伝えるようにしてください。

まとめ

目の前で起こっていることは、小さな絵だということを理解し、大きな絵のことも考えに入れておく必要があります。

大きい絵のことばかり考えていると、選手の現状と大きく離れてしまうことにもなりかねません

よいコーチは地図という大きな絵を持ちつつ

現在地から見える景色である小さな絵を元に、どちらにいくのか決めることができます

同じものごとに対して、ズームインとズームアウトができ、

色々な見方ができるようにコーチも練習することが大切です

難しいので失敗ばかりですが、皆さんと難しさを共有しながら頑張っていきたいです

以上です

最後まで読んでいただきありがとうございました

ご意見やご感想いただければありがたいです

                       すずめ

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